大学職員が主観で物申す。

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【公益部門編】大学職員の仕事内容紹介

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 大学は単に学生への教育サービスを提供するだけの組織ではありません。高等教育機関として研究を行うことや社会に対して開かれた環境である必要があります(図書館や生涯学習公開講座など)。

 こちらでは、そういった社会的役割を果たす部署に関する仕事内容をご紹介いたします。大学の種類、文系理系等で異なることが多いので、あわせてご覧頂けますと幸いです。

 

 

 まずもって、大学の果たす社会的責任は上述のとおりです。すなわち大学とは18歳から22歳の学生のためだけにあるのではなく、広く知恵知識を教授する場であるとともに開放性も求められます。大学以外の教育機関とはこの点が明確に異なりますよね。

 それでは【公益部門】について見ていきましょう。

 

  

図書館系

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 言わずと知れた知識の宝庫、図書館です。大学の規模や専門性にもよりますが、蔵書数の多さが単純に力の強さと言って良いでしょう。

 業務としては図書の貸し出し、古い書籍の復元などが挙げられます。また、最近では図書の電子化による利便性の向上が図られ、その電子化業務もトレンドとしてあります。更に、洋書については海外とのやり取りがありますので、意外と業務の幅は広いです。

 加えて、大学においても業務委託が進み、図書館運営の根幹を専任職員が行い、その他現場的な仕事は委託業者が行うケースがほとんどであるのも特徴の一つです。

 

博物館系

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  図書館系と併設あるいは傘下にあることも多い博物館系の部署です。大学の歴史を収集したものや特定の分野に歴史が深く、専門性の高い博物館など多様な形態で展開されています。図書館系と同じく、司書の資格を持つ職員が配属されていることが多く、また役職定年を迎えた職員の再雇用先としても活用されます。

 特に忙しい部署という訳ではありませんが、大学によって規模に違いがあるのと、人気不人気の差が激しい(来ない所は本当に人が来ない)ことも特徴と言えるかもしれません。また、特別展を定期的に開催するなどの企画が頻繁に催される場合は、外部とのやり取りや展示品の模様替えなど、ご想像よりはフットワークが軽いかもしれません。

 

研究施設系

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 国立大学や理系の大学など特色ある研究を行っている大学には、教育機関(学部・研究科など)とは別に○○研究所とか△△センターなどが設置されています。ここは大学によりけりとなりますので、部署として独立していないケースもあります。

 主な業務はその研究にまつわる事務となりますが、シンポジウムや公開講座を実施する際には裏方として教員(研究者)を全面的にサポートすることになるでしょう。また、法人と距離があるので、所属教員に係る庶務(旅費計算や手当の確認など)も行うかもしれません。

 

産官学連携系

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 上述の研究施設系と似ていますが、こちらは産業界や官公庁と協力して新しい技術などを研究・開発する分野となりますので、大学の方向性というよりは社会からの要請や期待がより強いことが特徴です。

 常に外部団体(民間企業や官公庁)と密にやり取りしながら、教員(研究者)のサポートを行うため、場合によっては激務が予想されます。研究施設系と同じく、こうした部署に潤沢な人手を割くことはないので、裁量が大きいと言えば聞こえは良いですが、何しろ狭いコミュニティで仕事をしますので、気を遣うことが多いかもしれません。

 

地域連携系

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 こちらは地域密着の部署です。大学は地域からも必要とされているので、街のお祭りを一緒に盛り上げたり、学生を送り込んだりします。

 大学にはボランティア活動団体や吹奏楽団がいますので、こうした地域連携の業務は非常に社会的意義のあるものとなります。地域と学生をつなぐ役割を職員は果たすことになりますので、土日が仕事になることが多く、他の職員と異なる出勤体制になるでしょう。

 

生涯学習

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 エクステンションと言われることもあり、当然学生にも開かれている分野にはなりますが、外部の方が多く受講されることからこちらに分類しました。内容はバラエティに富んでおり、TOEIC対策簿記検定などの学生ウケするものから、学び直しのための司書講習や手話地域を学ぼうなどの公開講座を含んでいるケースもあります。

 業務内容は教務系や就職系とリンクしている部分が多く特筆すべき点はあまりありません。上述のとおり、学生以外のお客さん対応が必要なることくらいでしょうか。

 

 

 

・おわりに

 いかがでしたでしょうか。このページをご覧頂くと、大学は非常に多くの役割を担っていることがおわかりかと思います。それも大学の性質(国立か私立か、文系か理系か)によって特色ある分野が異なりますので、公益性の観点からみると同業者としても新たな発見がたくさんあります。

 

 もし大学職員を目指される方で、ご自身がこれまで学んできたことや興味のある分野に特化した研究をしている大学を志すとモチベーションも上がるかもしれませんね。大学とは研究と教育が行われる場所ですが、地域・社会への貢献という意味でも大きな役目を負っているのです。

 

 以上、独断と偏見バリバリの主観で「私立大学職員の仕事内容【公益部門編】」について物申してみました。