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大学授業の出欠で「顔認証」が当たり前になる??

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 兵庫県西西宮市にある兵庫医科大学では、授業の出席管理に顔認証を行っているというニュースが出ました。現在多くの大学では、ICチップによる出席管理をしているのではないでしょうか。また、アンケートを活用するためにも、ネットワークシステムを使う場合や紙で集計するケースもあるでしょう。

 さて、今回のニュースから、顔認証での出欠管理について考えてみたいと思います。

 

 

ニュース記事ご紹介

www.kobe-np.co.jp

 

大学ホームページにも公開

www.corp.hyo-med.ac.jp

 

ニュースの要点

・専用のタブレット端末を使用

・教務システムと連動し、ドロップアウトを未然に防ぐ

・端末を3秒ほど覗き込み、氏名と講義名を認証する

 

 兵庫医科大学ってどんな大学?

  兵庫医科大学はどんな大学なのでしょうか。このような先進的な取り組みをする大学なので、気になるところです。

 

大学概要

 創設:1972年

 開設学部:1学部1学科

      医学部

      (医学科)

 学生数:704名 ※2019年5月1日現在

 

 

大学ホームページ

www.hyo-med.ac.jp

 

特色

 医学部の男女比はおよそ2:1のようです。また、学校法人兵庫医科大学は、兵庫医科大学だけではなく兵庫医療大学(薬学部、看護学部リハビリテーション学部)を併設しているようです。そのほか大学病院と医療センターを設置しています。地域に根差す医療系大学として展開していますね。

  THE世界大学ランキングにおいては、日本版2017で「教育リソース分野」で医学部を持つ私立大学で第1位を獲得したようです。THE世界大学ランキングとはベネッセが実施する日本の大学を4つの指標から総合評価するランキングのことで、「教育リソース分野」というのはどれだけ充実した教育が行われているかを示しています。

 

検索・関連ワード

 兵庫医科大学で検索すると・・・・「整形外科」、「産婦人科」、「脳神経外科」、「眼科」、「消化器内科」と大学病院にか関するワードが多くヒットしますね。立地的にも甲子園の近くということもあり、整形外科が注目されているのでしょうか。中々口コミも評価されているようです。

 

寸評

 兵庫医科大学は1学部1学科の単科大学でしたね。それこそがフットワークの軽さを生んでいるとも言えますが、医学界には次々とIT化の波が訪れていますし、顔認証による出欠管理などの取り組みが先行して行われても不思議ではありません。むしろ、こうした先進的な取り組みやIT化に動きが鈍いのは文系総合大学かもしれませんね(苦笑)

 

出欠管理はなぜ行うの?

 そもそもなぜ出席管理をするのでしょうか。大学生なんだから、そんな子ども扱いしないでよ!という声が聞こえてきそうです。しかしでシラバス記載されていると思いますが授業日数の3分の2以上は出席をしなければ、評価の土俵にも上がれません。シラバスのこの記載は文部科学省「3分の1を超えて」欠席した場合には単位を与えてはいけないという通達からきています。

 

出欠管理は学生救い上げのセーフティネットにもなっている

 実は大学によっては、と言っても、このご時世多くの大学がそうでしょうが、この出欠管理を休みがちな学生を助けるためのセーフティネットにもなっているんですね。お世話になった方もいるのではないでしょうか。何を隠そう私も学部生時代にはよく教務の方から電話をいただいていました・・・・

 やはり大学としても入学してもらった学生は一人でも多く卒業させることが責務ですので、出欠管理はその物差しとしてちょうど良いのです。

 

顔認証まで必要なのかは疑問だが、副次的なメリットあり

 とはいえ、私個人としては顔認証まで必要かどうかはわかりません。兵庫医科大学さんは下記のように回答したようです。

 

同大の鈴木敬一郎副学長は「ホームルームの時間がない大学では、出欠確認だけでなく、学生を見守る仕組みとなる」と説明する。かつて、精神的な不調で欠席がちになった学生が、友人に出席確認の「代返」を依頼していた事例もあった。10人超の教員が関わる授業もあり、学生の動向を把握しづらかったという。長期欠席を早期に把握することで、学生の心身のケアにつなげる。

 教員にとっても、従来行っていた出席カードの配布・回収と名簿との照合といった作業を削減でき、働き方改革にもつながるとしている。将来的には校舎への出入りなど、セキュリティーへの応用も検討する。

 鈴木副学長は「例えば災害時、誰が建物内に残っているか確認できれば、救出活動が円滑に進む。システムの活用で、学生や保護者からの信頼感も増す」と話す。

神戸新聞NEXT 学生の出欠は顔認証で ”代返”防ぎ心身ケアにも」

 

 顔認証をすることで、学生の心身のケアを行うとともに、教職員の働き方改革、そしてもっと進んだ暁には、災害時での活用も視野に入れているようです。確かに、出欠管理をすることと合わせて休みがちな学生を救い上げるツールとしても活用しています。そこから災害時にも利用できるとなると、非常に有用なものとなるでしょう。

 

 以上、独断と偏見バリバリの主観で「徳山大学山口県周南市)が周南市長に公立化を求める要望書を提出」について物申してみました。