大学職員が主観で物申す。

大学業界ってどんな感じ?働いてみたいけど、情報がない。そんな方必見です!

新潟工科大学の食生活応援が素晴らしい!!

 

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 新潟工科大学新潟県柏崎市)が一人暮らしの学生の食生活を心配し、「学生のための料理教室」を行いました。機械工学専攻の門松教授という方が、日ごろカップ麺しか食べていない学生を気にして実施に踏み切ったものです。一人暮らしを始めた学生は食事がおろそかになりがちで、保護者の方も気になるところですよね。

 

 学生の食生活に関して、以前に学食について取り上げたことがありましたので、よろしければご覧いただけますと幸いです。

www.t-univ.com

 

 さて、今回のニュースから、大学生の食生活について考えてみたいと思います。

 

 

ニュース記事はこちら

mainichi.jp

 

大学のホームページにも公開されていました。

www.niit.ac.jp

 

ニュースの要点

・日ごろカップ麺ばかりの学生を心配して実施

・不安をよそに、学生たちはおいしそうなパスタを作る

・食後には食中毒防止などの自炊生活に必要な知識を教授

 

新潟工科大学ってどんな大学?

 新潟工科大学新潟県柏崎市にある私立大学です。新潟県といえば、コシヒカリですが、学生が楽とはいえ、カップ麺ばかり食べるのは心配ですね。門松教授の不安もごもっともと言ったところでしょうか。

 

大学概要

 創設:1995年

 開設学部:1学部1学科

      工学部

      (工学科)

 学生数:584名 ※2019年5月1日現在

 

大学ホームページ

www.niit.ac.jp

 

特色

 新潟工科大学の特色は「企業が集まって作った大学」であるということです。優秀な技術者を輩出したいという企業が集まって大学設置の準備をし、後に企業だけでなく市町村や市民の寄付によって設立されました。その教育理念に基づいた指導もあって、就職率は平均95%を達成しています。

 また、就職先の8割近くが新潟県であり、理念どおりの製造業、建設業、情報通信業へと人材を輩出しています。残念ながら、2019年度において定員を満たしてはいませんが、これほどの実績を残している同大学は地方の大学の中でも優秀なのではないでしょうか。

 

検索・関連ワード

 新潟工科大学をネット検索すると、「CM」というワードがヒットします。どうやらここ数年、テレビCMを用いての学生募集に力を入れているようです。

youtu.be

youtu.be

 

 良い出来栄えですよね!さすが企業が作った大学という感じです。駅伝の時など、大学のCMが流れたりしていますし、十数年前頃から大学のCM戦略というのは世の中に出てきました。

 

寸評

 新潟工科大学は地域に根差した大学であるということがわかりました。また、2019年度は公表されていないようですが、それ以前も学生の8割~9割は県内進学者で構成されており、新潟出身の高校生が入学し、そして新潟県の中で就職をしている実態がありそうです。

 新潟県も広いので、中には遠い人もいるでしょう。自宅・親せき宅通学者と一人暮らし学生の比率は半々ほどということなので、カップ麺を食べる層もそれなりにいそうですね。

 

大学生の食生活

 大学生、特に一人暮らしの学生の食生活は乱れがちです。このことは散々指摘されてきております。門松教授が指摘しているように、私も学内でカップ麺を食べている学生を良く目にします。面倒を見ている運動部の学生ですら、カップ麺を食べています。そりゃ最近のカップ麺は美味しくできていますが・・・。

 授業が詰まっているため昼はカップ麺で済ませるという理由であればまだ良いのですが、中には金銭的に学食で食べることが厳しく、安いカップ麺で済ませている学生もいます。ここが問題であるように思います。私の大学の学食における最も安いメニューはかけそば270円です。大方このようなものでしょう。しかし、まだまだお腹も空く年頃ですし、オシャレも遊びも全力投球!なんてことになってくると浮かせるのは食事しかありません。単純に家庭の事情で節約されている方もいらっしゃると思います。

 

大学はどのような手を打てるか

 大学側の取り組みとして名高いのは冒頭でも紹介しましたが、「100円朝食」でしょう。およそ300円ほどの内容のうち200円を後援会や大学負担にして、残りの100円を学生に払ってもらうというものです。実はこれも中々体力のいることなんです。基本的には売れれば売れるだけ赤字になるので、当たり前ですね。そのためお昼ご飯までカバーすることは中々難しいように感じます。

 大学の体力勝負で学生を救済するのも厳しい話ではありますので、自炊を促した同大学の取り組みはとても素晴らしいものです。自炊する能力は今後の人生においても役に立ちますし、工夫して料理をすることで栄養についても考えるきっかけになります。直接的な救済ではなく、このような間接的な手助けも大学だからこそできるものなのかもしれません。

 

食後のアドバイスも見事

 門松教授はじめ企画者たちは、食後に一人暮らしにおける自炊の知識を学生たちに教授しています。これも素晴らしいですよね。この時期だとたくさん作ったカレーは冷やそうねとか基本的なことから、食材の使い方、豆知識などを教えたものと思われます。ただその場で作ってみて「はい美味しいね」では局所的になってしまいます。知恵を授ける大学だからこそ、こういった「文明の利器を渡すだけでなく、作り方を教える」ようなやり方がふさわしいですよね。

 

 以上、独断と偏見バリバリの主観で「新潟工科大学の食生活応援が素晴らしい!!」について物申してみました。