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大学の給与業務はとても面倒!!【仕事内容解説】

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 ここでは私の日常業務についてご説明したいと思います。

 はい、まずもって、

 給与業務メンドクセええええええええええ!WWWWW

 人事課で仕事をしていると、ぶっちぎりでこれに尽きますが、それだけではただの愚痴になってしまいますので、有益な情報をお伝えすべく、ない頭をひねってみたいと思います。

 

 

給与業務概要

 どの企業でも官公庁でも、そして大学でもお給料は支払われていますよね。皆さんの生活の糧であり、毎月給料日は楽しみなものです。私も人事課に配属されるまでは、それはありがたいものでしたし、それはそれはウキウキしたものですよ。いえ、今でもありがたいんですがね。しかし・・・しかしですよ・・・。

 もうね、給与業務担当になると給料日とか忘れるWWWW

 終わった給与業務のことは基本考えておらず、来月の給与支給に向けて動き出しているので、もはや過ぎ去ったものであり、私の意識は次月給与処理100%くぎ付けとなっています。

 

給与業務の流れ

 余談が長くなりましたが、給与業務の流れはおそらく民間ともあまり違いはないように思います。本学は末締め25日支給となっていますので、おおかた下記のようなスケジューリングです。

 

【とある月の給与業務】

①前月就業データの不備指摘(3日)

②就業データ確定(1日)

③就業データおよびイレギュラーな支給の確認(2日)

④委託会社にデータ送付(1日)

⑤控除・払い出し関係確認(1日)

⑥給与データチェック&再送付(3日)

⑦当月給与確定(1日)

⑧振込データ作成(2日)

⑩前月社会保険料の計算チェック(1日)

⑨住民税支払い準備(1日)

・・・そして給与支給日を迎える

※カッコ内は業務に要する日数です。

 

 日数だけ計算しても16日営業日かかっていますね。土日を挟むと20日間くらいは給与業務に没頭しているので、ほぼ一か月給与業務をしているということになりますWWWWW

 しかもね、皆さんも心当たりあると思いますが、給与支給日って色々給与とか保険に関わる郵便物もらいますよね。それを封入して、当日朝に配布するのも人事の仕事です。何もない月はいいんですけど、保険料の通知とかがある月は本当に大変全従業員分の配布があるってことですからねWWW

 さらに、6月と12月と3月(一部の大学は入試手当)には何がありますか?そうですね、賞与ですね!これは給与業務と並行して行っているんですよ。さらにさらに、我々は年俸制じゃないので、毎月お給料をもらっていますよね!

 

 そう!

 ずっと銭勘定しているんだ!!

 (身も蓋もない言い方)

 

給与業務は代替がきかない業務 

  怖いよねー。怖いでしょー。そう、 めちゃめちゃ怖いんです。

  何が怖いって、今まで給料をもらうだけだったので気にしていませんでしたけど、本学においては、1000弱の教職員に関する給与業務をわずか2人で計算しているんですね!(また別で紹介しますが、給与業務だけが人事の仕事ではないので、他の仕事に人員を割くわけです。)

 当然ミスは許されません。皆さんの生活の糧ですからね。何度も何度も確認して、イレギュラーの漏れはないかどうかのチェックです。

 

「結婚した人はいないか?」

「あれ?あそこの家、子ども生まれたんじゃなかったっけ??手当は?」

「あ、そうか。被扶養者認定まだか。手当来月に遡及だ。」

「そしたら再来月戻さないとね。」

「うわー、そうだ。先月から入った図書館の社会人バイトさん登録しなきゃ。」

「そういえば、集中講義の先生今月もう支給ないね。」

 

 どうですか。

 意味わかんねえWWW

 

 私も未だにわかりません!キリッ

 

大学の給与体系は複雑怪奇

 そうなんですよ。大学という職場は働き方が非常に変則的(特に教員)なので、手当支給がとても面倒なんです。ここが主題にも挙げた、「大学の給与業務はとても面倒」という所以です。普通であれば、いわゆる基本給と家族手当など固定のものをずーっと払っていって、子どもが生まれたりすれば増減させていくスタイルだと思います。

 しかし、大学の場合は季節的業務が多くあります。たとえば1月とか7月には定期試験があるので、試験担当をした人にはその分手当が支給されますし、授業の中には短期集中授業を持っている先生がいるので、その人の給与計算はひと月30,000円だとすると、半年分(180,000円)をその集中期間で支払うことになります。これらのことが上記の会話文のところの話ですね。これら変則の支給は当月処理だけでなく、翌月には元に戻す作業が発生するので、二重に面倒なのです。

 

給与に絡んだ派生業務が多い

 これは担当になって初めて知りました。

 「毎月同じ仕事繰り返すだけでしょー、いいなー楽チンで。」

 なんて思ってた過去の自分殴りたいWWWWW

 ざっと下記のような業務が給与に絡んで担当になることが多いと思われます。おおまかな分類ですが、ご紹介していきます。

 

社会保険、住民税、所定福利の納付

 これは当たり前に給与担当者の仕事ですね。いずれも労働者と事業主が折半あるいは事業主全額負担で納めるもので、誰が納めるかというと事業主です。おそらく、というか絶対に人事担当者以外で払ったことある人いないと思います(転任してきた時の住民税除く)。

 事業主が納めるということは給与担当者が納めるということですね。それぞれ私学事業団、各市区町村、ハローワークとやり取りをして納付しています。面倒なのは、社会保険随時改定、住民税は非居住者、所定福利は・・・手書きなところ!(笑)

 

人件費分析、予算決算

 これもやらなきゃいけないんですよね・・・。そりゃそうです。人件費は毎月の給与と賞与の積み上げですからね。そして昇給作業も行いますので、次年度予測も当然に給与担当者の仕事です。

 また、大学は人件費が支出の中でも非常に多くを占めている業種ですので、財政政策においてもそのウエイトは非常に大きいです。

 

年金相談

 はい、出ました。一番訳わからんやつー。人事担当者でもややこしいということはですよ、普通に働いている人によってはもっと複雑ですよね。特に大学の場合は教員が70歳まで働けますので、65歳になった時に受給の繰り下げで窓口にお越しになることが多いんですね。しかしねー。ずーっと本学で働いてらした場合は楽なんですが・・・。

 公務員⇒私大 とか 民間⇒私大 とかになるとややこしいんですよ。厚生年金っていわゆる2階部分の年金は、納めていた期間(私学だと私学事業団)によって扱う場所が変わるんです。あと期間計算もあったり、繰り下げで上乗せされるのですが、「その辺どっちがお得?」みたいな質問は多いですね。わからんよ、ぱっと見ただけじゃWWW

 まあでもここは丁寧に対応してあげましょうね!何より人事課冥利に尽きるところですし、誰にも聞けないような話でもあるので、親身になって対応しましょう。

 

証明書の発行

 これも地味にめんどい。就業証明書とか在職証明書とかそういう類のものです。大体、証明書には給与記入欄があるので、給与担当者じゃないとわからないことが多かったりします。

 あと、これは言わせて欲しい。これだけはすいません。せめて余裕をもって、依頼してくれ!

 お役所仕事的で申し訳ないんですが、証明書に押印する理事長印押印手続きが時間かかったり、過去6カ月分の出勤日数とか支払い給与を出したり、源泉確認したり、と色々やることはあるのです。よろしくお願いいたします。

 

 

 

・おわりに

 いかがでしたでしょうか。というか本当に愚痴ばっかりになってしまってすみませんでしたWWW

 しかしながら、これぞリアルな人事担当者の苦悩というものと捉えていただき、参考にしていただけますと幸いです。ただ、これらの業務は大学だけでなくほかの企業等でも通じる話ですし、そして何より自分自身にとっても有益な知識にもなりますので、私はとても高いモチベーションで仕事が出来ています。別の機会では、人事担当者で良かったことなど挙げてみたいと思います。

 

 以上、独断と偏見バリバリの主観で「大学の給与業務はとても面倒!!」について物申してみました。